1月7日は「七草粥」

お正月の松の内が明ける1月7日の朝に、7種類の若菜を炊き込んだ粥を食べると病気をしないと言われています。
 ある説によると「古代の人々が野草に自生する若菜に霊力を感じ、これを食べることによって、生命の活性化や長寿を祈る風習から生まれた」と言われています。
 七草粥は皆さんも知っているように
1 せり
2 なずな(ペンペン草)
3 ごぎょう(ははこぐさ)
4 はこべら(はこべ)
5 ほとけのざ(たびらこ)
6 すずな(かぶ)
7 すずしろ(大根)
の七草です。
 昔は、7日の朝に、七草をまな板の上で、災いが来ないようにと言葉を唱えながら、2本の包丁でたたいていました。これは言葉を唱えたり、まな板をたたく音によって、疫病などの災いを防ぐことができると信じていたからです。一つの行事にも、いろいろな願いが込められていることが分かります。
 科学的にも、七草を食べると「利尿効果」「便秘予防」高血圧予防」などさまざまな効果があります。また、不足しがちなビタミン類も補うことができます。
 このごろはスーパーでも七草のセットが売られていますね。食べられましたか。
                           参考資料「食育歳時記」