皆さんもご存じのように、戦後の学校給食と言えば、パンが中心でした。1970年(昭和45年)のこの日、はじめて学校給食に米飯が認められ、米利用実験校などで、米混入パンや米加工品利用などの取り組みが始まりました。
それまでは、米を学校給食用に回すだけの余裕はありませんでした。ところが、1969年(昭和44年)には、米の生産増と消費減から米が過剰に余る問題が起こり、深刻化しきました。そして、ついに古米の在庫が550万トン(当時の生産量の39%)にもなったのです。そこで、学校給食に米飯を導入して、米の消費量を増やすことにしました。
参考資料「食の366日話題事典」