「すばらしい日本食の秘密」 その5

 私たち日本人が好んで食べる「うどん」と「そば」について調べてみました。
 
 「うどん」と「そば」どちらが古くからあったのでしょうか?
 「うどん」
 うどんの原型は,奈良時代に遣唐使が中国から伝えたと言われています。今のようなうどんの作り方は,鎌倉時代に中国から伝わりました。そして,室町時代には広く食べられるようになったようです。
  「そば」
 そばの原産地は中国南部です。日本には約3000年前の縄文時代の終わり頃に伝わってきたと言われています。寒さに強く,やせた土地でも育つため,世界中で広く栽培されています。
  そばは,古くからそば粉を練っただけの「そばがき」として食べていました。ところが,江戸時代の初めごろ,朝鮮から小麦粉を「つなぎ」に使う製法が伝わり,今のような細長いそばが作られるようになりました。

 徳島では,そば粉にせずに,そのまま使う「そば米汁」がありますね。
                           参考資料「日本食の大研究」