今年の立春はいつもの年より1日早い2月3日でした。立春とは、春の始まりを知らせる日です。そして、昔は立春が1年の始まりだとされていました。決まり事や季節の節目は、この日が起点となっています。たとえば、歌にも出てくる「八十八夜」や台風がよく来ると言われる二百十日も立春から数えた日です。
まだまだ寒いのにどうして立春と言うのでしょうか。昔は、一番寒い日を過ぎれば、その日から少しずつ温かくなると考えられていました。そこで、一番寒い日を立春としたようです。
「寒中見舞い」のはがきを出すのは、立春の前日までで、それ以降は「余寒見舞い」となります。
また、立春の早朝、禅寺では、入り口に「立春大吉」と書いたお札を貼ります。「立春大吉」の文字は左右対称で縁起がよく、一年中災難にあわないと言われています。
さあ、これから春に向かってスタートです。
参考資料「日本の」二十四節季・七十二候」