気持ちが温かくなる話なので紹介したいと思います。年配の女性が若いときに勇気づけられた一言について語ってくれました。
その女性が20歳代のとき、全く知らない東北の地にお嫁さんに来て、3人の子どもを育てたときのことです。その女性は買い物帰りの夕方、2人の幼児の手を引き、乳飲み子を背負って、とぼとぼ歩いていました。よっぽど疲れた顔をしていたのでしょう。向こうから来た作業服姿のおじさんがすれ違いざまに声をかけたくれました。
「母ちゃん、えらいなあ。だけど、もうちょっとの辛抱だよ。もうちょっと頑張れよ。もうすぐ楽になるから」
そう言って、そのおじさんは通り過ぎていきました。若い母親は目から涙があふれ出てとまりませんでした。
「知らない土地で、知らない人にかけられたほんの一言に支えられて、ここまで生きてきました。今の自分があるのは、おじさんのあの言葉のおかげです。」
私たちは、つらい苦しいときに、かけたもっらた温かい一言で生きる勇気をもらうことがありますね。
参考資料「日本一心を揺るがす新聞の社説」