啓蟄(けいちつ)

 啓蟄とは、冬の間、土の中で過ごしていた虫たちが,冬の暖かさに誘われて、動き始めることです。「啓」は開く、「蟄」は冬眠している虫を意味します。昔は,カエルやトカゲなどの小動物も虫とよばれていました。つまり「啓蟄」は虫や小動物が目覚めるというということですね。
  この時期は、雷がよく鳴ります。この雷を「虫出し雷」と呼ばれています。雷の音や光で虫たちが驚いて飛び出してくると考えたようです。
                                                              参考資料「日本の二十四節気・七十二候」