欧米では卵は命を宿した神聖なものとして,家庭に幸せを運ぶシンボルになっていました。1989年(平成元年)に,生命が芽生える春,春分の日を「卵の日」としました。
卵は人間にとって必要な栄養分をまんべんなく含んだ「完全食品」です。特に8種類の必須アミノ酸をバランス良く含む,良質の動物性タンパク質を含んだ食品です。
しかも,産卵直後の卵は、内部が無菌状態であり,卵自身に微生物の侵入を防ぐ機能が備わっています。卵の保存性が高いのは,そのためです。価格も安定していて経済的であり,さまざまな料理に利用できるという利点もあります。
参考資料「食育歳時記」