雀始めて巣くう(すずめ はじめて すくう)

スズメが巣を作り始めるという意味です。スズメは人間に一番なじみ深い野鳥なので、屋根の下や軒先などに巣を作り始めます。冬の枯れ草やわらを集めて,スズメが家の一部に、巣を作り始めるのがこのころです。人が生活するそばで繁殖するのは、天敵などから身を守るためだと言われています。
  それで、人間が住み始めた集落には、スズメも居つき、逆に人間が離れ、集落が無人になるとスズメも見られなくなると言われています。                            
                   参考資料「日本の二十四節季・七十二候」