4月15日は「阪急百貨店のカレーライスが目玉商品になった日」

  1929年(昭和4年)のこの日に、大阪・梅田に日本初の本格的なターミナルデパート・阪急百貨店がオープンしました。その百貨店には食堂があり,カレーライスが目玉商品として売り出されました。
 当時のカレーライスは高価で,東京では1杯50銭したそうです。そのカレーライスを1杯20銭で売り出しました。その上,福神漬付きです。家族で食べることができる安価なものにしたのです。
 安く提供できた秘密は,阪急百貨店創始者の小林一三が,米農家と直接契約し,安く米を仕入れることができたからです。また,一三は,食券制度の導入やウエイトレスのエプロン着用など独創的な発想で経営に取り組んでいました。アイデアがすごいですね。今も一三が取り入れた仕組みが,いろいろな所に引き継がれています。
                                                                       参考資料「食の366日話題事典」