初鰹(はつがつお)

 5月になると鎌倉・小田原あたりで捕れたカツオを初鰹(はつがつお)と言います。江戸時代、初物を食べると75日寿命が延びると言われ、江戸では「初物食い」が流行したそうです。
 カツオは古事記や日本書紀にも登場するほど,古くから日本人に親しまれ食用にしてきた魚です。カツオは鮮度の落ちやすい魚なので、古くから身が固くなるまで干して食用としていました。そのため「堅魚(かたうお)」と呼ばれました。それが「カツオ」という名前の由来なのかもしれません。現在は,カツオの全漁獲量の半分近くがカツオ節にされています。
                         参考資料「食育歳時記」