夏が少しずつ感じられてくるころ、砂の上を素足で歩くにはいい季節です。「潮干狩り」でアサリやハマグリをとるのは、もとても楽しいことですね。
「潮干狩り」は、昔、春の農事の開始を控えての磯祭りでした。3月の節句前後に浜に出て1日を過ごし、家で仕事をしてはならないという神祭の日でしたが、江戸時代には今のようなレジャーとしての潮干狩りになりました。
春の潮の引いている時間の長い「大潮」の日に干潮時刻をはさんで前後2時間程度が潮干狩りに適しています。
参考資料「日本の二十四節季・七十二候」