「バナナの話」その2 

 日本には1569年にイエズス会の宣教師が織田信長にバナナを献上したという記録がありますが,1830年ごろハワイから小笠原を経て沖縄に伝えられたとも言われています。
 現在のようなバナナは1903年(明治36年)に台湾から輸入されたのが最初だと言われています。昭和の中頃までは,高級な果物でしたが,年間約100万トンも輸入され,輸入果物の半分以上を占めています。
 バナナは果皮が緑色のものが輸入され,倉庫でエチレンガスで追熟したものが市場に出ます。果皮が黄色く、褐色の斑点が入るようになると食べ頃です。11度以下になると低温障害を起こすので,室温で保存します。