「バナナの話」その3

 バナナは糖質が多くエネルギーの高い果実なので,風邪を引いたりして食欲のないときに食事代わりに使えます。
 ミキサーで牛乳と一緒にしてバナナシェイクを作ると手軽に栄養が補えます。バナナは皮をむくと色が黒ずんできます。その予防として,レモン汁を少々かけておくといいでしょう。カリウムも豊富です。カリウムとナトリウムのバランスを取りながら血圧を下げると言われています。カリウムは水溶性です。生で食べられるバナナだからこそ,カリウムが体内に取り込まれやすいのです。最近は,白血球を活性化する成分がバナナに含まれていることもわかりました。その他,ポリフェノールや睡眠に関係するメラトニンも多く含んでいます。 
  最近,朝食を食べない人が増えてきています。その理由に「時間がない」「めんどうだ」などの理由があげられていますが,バナナ1本と牛乳1カップ飲むだけでも,1日を元気にスタートさせることができます。
 子どものおやつにホットケーキミックスに卵と牛乳,そしてバナナをつぶして入れて焼くと、バナナブレットができます。カットして冷凍しておくと、おやつだけでなく、災害時の非常食にもなります。
                                                                                    参考資料「食育歳時記」