8月9日は「鈴木梅太郎たちが合成酒の特許を取得した日」

 1921年(大正10年),米を原料としない醸造法で,清酒の成分と同じになるように,人工的に調整混和して造った清酒類似酒です。鈴木梅太郎たちは,我が国における最も憂慮されるのは米不足であるとして,大正7,8年頃より研究を始めました。合成酒を造れば,清酒に使われる60万トンのお米を節約できる考えたのです。
 この合成酒は理化学研究所で造られたので,初めは「理研酒」とか「新清酒」とか呼ばれていました。
                                                                          参考資料「食の366日話題事典」