1999年(平成11年)のこの日,農林水産省は「遺伝子組み換え食品」の表示の義務化を2001年(平成13年)4月1日から実施することを決めました。この決定により,食品製造各社は遺伝子非組み換え原料(トウモロコシ,大豆など)の確保に奔走することになりました。納豆などにも「遺伝子を組み換えた大豆は使用していません」などの商品が出始めました。
また,ビール各社は表示の対象となっていないビールの副材料「コーンスターチ」の原料であるトウモロコシについては,遺伝子非組み換えを使用していることを宣言するなど,各企業は消費者の信頼を得るべく積極的な取り組みを始めました。
参考資料「食の366日話題事典」