「インスタントラーメン物語」その2

   インスタントラーメンは,世界中で食べられています。1年間に1000億食以上食べている国際食となりました。
 世界の消費量の半分以上は中国です。次いでインドネシアで,今や日本の消費量は第3位です。アメリカやロシアでの消費量も増えています。日本で作られたインスタントラーメンですが,今や世界各国で,それぞれの食文化にあわせたいろいろな製品が作られています。
 アメリカではチキン,ビーフ,ポーク,ベジタブルなど味は豊富ですが,フォークで食べやすいように,めんの長さは20cmと短めです。
 ブラジルでは,チキン,チーズ,ベーコン,フェイジャン(豆のスープ)など,塩味の濃いものが好まれています。スープのないタイプを皿に盛りつけフォークで食べるのが主流です。
 ヨーロッパでは,チキン,トマト,ブロッコリー味などのカップヌードルで,めんは日本の半分くらいの長さです。
 インドではカレー味で少量のスープをからめて食べるのが主流です。
 マレーシアではイスラム教徒向けの「ハラール」というイスラム教徒が宗教上食べられない物質が含まれていないことを証明するマークがついています。
 最近では,宇宙飛行士がインスタントラーメンを持って行くようになりました。