8月27日は「養生訓で有名な貝原益軒が亡くなった日」

   養生訓(よじょうくん)は,江戸時代に福岡在住の儒学者の貝原益軒によって書かれた健康な生活の暮らし方について書かれた本です。益軒が83歳の時に実体験に基づいて書かれた本です。長寿を全うするには,身体の養生だけでなく,心の養生も大切だと説いています。ちょっと紹介すると
1 人間の尊厳
 今,自分が生きていることは,いろいろな人のお陰であることを認識しなければなりません。両親が自分を生み育ててくれたことに感謝し,その他に自然の恵みにも感謝しなければなりません。その感謝の表現として、自分が健康で長寿を全うすることこそが,最大の感謝の表現です。
2 養生の心がけ
  春蒔いた植物の種を,夏の間よく世話をすると,秋には多くの収穫があります。人の健康も同じです。健康法をよく考えて実行すれば,常に健康でいられ,長生きをすることができ,人生を楽しむことができます。
3 心の静と身体の動
  心は身体の支配者であるから,心を平静にすると身体によいのです。身体は、動かすことによって血の巡りを良くし、病気にかかりにくくなります。
 養生訓のほんの一部を紹介しましたが,現代社会に通じるものばかりです。