「天地始めて粛し(てんち はじめ さむし)」 

 ようやく暑さがしずまるという意味です。「粛」には弱くするという意味があります。涼しくなることを暑さが弱まると言い表したのです。言葉通り,この時期は自然のすべてが夏から秋へと変化します。しとしとと降る秋雨前線が,北から冷たい空気を連れてやってきます。 
                                                           参考資料「日本の二十四節気・七十二候」