「いわし」その2

 いわしは,栄養豊富な魚ですが,小さな魚なので敵から身を守りためにウロコを自分で落として,敵をあざむく習性があります。ウロコがなくなると傷みやすいので,昔は「よわし」と呼ばれ,それが「いわし」となりました。また,漢字では「鰯(いわし)」と書きます。ここでも「弱い」と文字が入っています。 
  日本では古くから「いわし」を食べていました。その証拠に縄文時代の貝塚から「いわし」の骨が出土しています。
 「いわし」には,ニシン目ニシン科の「マイワシ」と「ウルメイワシ」,ニシン目カタクチイワシ科の「カタクチイワシ」があります。ニシン科のキビナゴ,コノシロなども「いわし」の仲間です。
                                                                                      参考資料「食育歳時記」