マイワシは,いわし類の漁獲高の半分を占めます。新鮮なものは,エラが鮮紅色で目が黒く,体が青光りしています。 体に黒い斑点があるので「七つ星」とも呼ばれています。太平洋,日本海,東シナ海など日本の沿岸を回遊しています。
マイワシは主に料理や缶詰,丸干し,魚油の原料に使います。料理するときは丁寧に水洗いすると臭みが減るので「7度洗えば鯛の味」と言われています。身が柔らかいので,包丁を使わずに手開きで下ごしらえができます。頭を落として,内臓を取り出し,骨に沿って親指で身をはがし,骨をのぞきます。身を小骨ごと包丁で叩いてミンチ状にすれば,つみれ,かまぼこ,さつま揚げなどに使えます。臭みを抑えるためのネギやショウガを加減すれば,小さい子どもから高齢者まで食べることができます。
参考資料「食育歳時記」