「稲作」

   稲作の起源は古く,紀元前5000年ごろインドのアッサム地方や中国の雲南地方で、野生の稲が栽培されるようになったのが始まりだと言われています。そして,世界の東と西に伝わっていき,世界中で稲作が行われるようになりました。何世紀も経て今では世界の半分以上の人々の主食になっています。
 日本には中国や朝鮮半島から伝わり,紀元前10世紀後半ごろに九州北部で稲作が本格的に行われるようになりました。そして,近畿,東海,東北北部,南関東の順に広まっていきました。北海道では,明治時代になってから栽培が始められました。
 世界で生産されている米の90%は中国,インド,インドネシアなどのアジアで,日本は世界で10位の生産国です。
                                                                              参考資料「食育歳時記」