人間が生きていく上で、水と食糧は欠かすことのできないものです。食糧を確保しておくことは、人間にとって大変重要な問題でした。そのため、古くから食糧の保存方法が様々に考えられ、食品をより安全に、よりおいしくする方法が工夫されました。食品によって乾燥・燻蒸・塩漬け・砂糖漬け・発酵などが考えられ、さらにビン詰・缶詰・真空パックなど多くの手法が考え出されました。それらは食糧確保という目的のためだけではなく、食文化となり、豊かな生活のために必要なものとなりました。
寒い地方に暮らす人々はその生活の中で,雪や氷を利用して食糧を保存しました。しかし、この冷凍方法は、長い間限られた地域で、限られた時期にしか利用することができませんでした。しかし、人工的に低温の温度管理ができる技術が発達したことによって、1年中、食品を冷凍保存をすることができるようになりました。
参考資料「食育歳時記」