「食糧の保存方法 その2」

   1905年(明治38年)にアメリカでジャムの加工用にイチゴを冷凍したのが,冷凍食品の始まりだと言われています。その後,アメリカでは冷凍食品に関する研究が進み,マイナス18度以下に冷凍保存しておけば,製造から1年間ぐらいは,食品の味・風味・歯触り・色・香り・栄養・衛生状態など,最初の品質がそのまま保たれるという結果が得られました。
 この研究結果から「冷凍食品の保存温度はマイナス18度以下に保存する」ことが世界共通の冷凍食品の基準になりました。マイナス18度以下に保つと,食品の腐敗や食中毒の原因となる微生物が活動できなくなり,衛生的で品質が保たれるのです。
                                                                 参考資料「食育歳時記」