「ピーナッツについて」

 ピーナッツは、南米ボリビア高地のグランチャコ地域を原産とするマメ科ラッカセイ属の1年草です。日本では夏に開花して受粉後、ツルが伸びて、地中に入り、80~90日で殻入りの実を結びます。そのため、落花生という名前になっています。実は地中から掘り出して、10日間ほど天日で乾燥します。この種子の部分を食用にします。
 ピーナツは南米で健康に良い食べ物として食べられていました。16世紀以降にヨーロッパに伝わり、全世界に広がっていきました。日本には1706年から1707年に掛けて、中国から伝わってきました。ただ、本格的に作り始めたのは明治に入ってからです。
 
                                                                          参考資料「食育歳時記」