皆さん、今日は、フライドチキンの日です。日本のケンタッキーフライドチキンの第1号がオープンしたのが、1970年(昭和45年)の11月21日です。場所は、名古屋です。この日を記念して、フライドチキンの日としました。
ケンタッキ・ーフライド・チキン(KFC)と言えば、あの白いひげのカーネル・サンダースを思い出しますね。創始者であるカーネル・サンダースが、「日本ケンタッキーフライドチキンが一番おいしい」と言ったそうです。
では、カーネル・サンダースについて、少しお話をしたいと思います。
彼は、レストランを国道沿いで経営していました。とてもおいしい料理を食べさせてくれる店として繁盛しました。ところが、近くに新しくハイウエイができて、お客さんが来なくなりました。そうなると、経営が苦しくなってきます。そして、65歳の時、倒産してしまうのです。財産のほとんどを失なってしましました。
若くもないし、普通はこれで終わりだと思ってしまいます。ところが、彼は違ったのです。「そうだ、店で一番人気のフライド・チキンを売りに行こう」と考えたのです。彼は、車に圧力釜と独自のスパイスを積んで、レストランを訪ねては、「このフライド・チキンをお宅の店で売ってください」とお願いしたのです。皆さん、65歳を過ぎた老人が、それも見知らぬ老人が売りに来たフライド・チキンをお店の人が買うと思いますか?見向きもしてくれませんでした。
普通はこれであきらめます。ところが彼は、車で寝泊まりをしながら、自分のフライド・チキンの味を信じ、あきらめずにフライド・チキンを売り続けたのです。訪問したレストランの数は1000を超えたそうです。
それから15年、彼が90歳になったときには、ケンタッキーフライドチキンは世界48カ国に6000の店で売られるようになったのです。
町でカーネル・サンダースの人形を見たとき、「この人は65歳のとき、どん底の生活からスタートし、最後まであきらめず、自分が開発したケンタッキーフライドチキンを味を信じ、世界中に広めた人なんだ」と思い出してください。