読んでいると引き込まれていくとってもすてきな本に出会いました。小林カツ代さんの「いただきます・ごちそうさま」です。
本を最初に開けたときに書かれている言葉がいいのです。
「台所には わくわく、どきどきがいっぱい」
赤いりんごをスパッと切ると、おや? 中は白い色です。
緑と黒のしましまのスイカはどうでしょう?
うわぁ、きれい、中は真っ赤です!
私は、子どもになった気持ちで、台所を見渡してみました。大人は当たり前だと思っていることでも、子どもにとっては、わくわくどきどきすることがいっぱいだなあと思いました。
レンコン、ピーマン、トマトを切ってみました。形も色もさまざまです。自然が創り出す色や形の中には不思議がいっぱいです。においや味・・・。五感を働かせると不思議な出会いがいっぱいある台所です。
五感にさまざまな刺激を与え、子どもの興味や関心を引き出しながら進めていく食育について書いてある本です。
私は、理科の教員をしていたので、子どもたちが、わくわく、どきどきしながら実験や観察をやっている姿を思い出します。子どもたちがわくわくしながら、喜んで取り組む食育をやってみたいと思います。
参考資料「食育の絵本 いただきます ごちそうさま」