12月13日は「ビタミンの日」

 12月13日を「ビタミンの日」に決めたのは、2000年(平成12年)です.
なぜ、12月13日を「ビタミンの日」と決めたのでしょう。その理由は、鈴木梅太郎博士が「オリザリン」(ビタミンB1)を米ぬかから発見し、学会で発表した日が12月13日だったからです。「オリザリン」は、当時難病だった「脚気」の特効薬になるのですが、農家出身の農化学者が、そんな大きな発見をするわけがないと認められませんでした。
 1年後、医学者カシミール・フランクが「オリザリン」と同じ成分を発見し、「ビタミン」と名付けました。世界的には、フランクが最初の発見者となり、「ビタミン」という言葉が広まりました。もし、鈴木梅太郎博士の発見が日本の学会で認められ、世界の学会で発表していたら、第1発見者として「ビタミン」は「オリザリン」と現在よばれていたかもしれません。