納豆の秘密をさぐる その2

   この前は、「納豆の歌」についてお伝えしましたが、今日は「納豆の効果」について書いてみます。ゆでた大豆が,発酵して納豆になると栄養価が上がってくるそうです。納豆のいいところは次のようなところです。
その1 頭のはたらきをよくします
  脳のはたらきをよくするレシチンを多く含みます。
その2 骨を丈夫にします
  カルシウムも含まれています。納豆の良質のタンパク質やビタミンK₂がカルシウムの吸収をよくします。
その3 血管を丈夫にします
  高タンパク質なのに、コレステロールが0に近いので、血管を丈夫にするはたらきがあります。
その4 病気を予防します
  納豆菌が腸内細菌のバランスを整えます。納豆菌はサルモネラ菌やO157などの病原菌の活動を抑えるはたらきがあります。
その5 体の調子をよくします
  肝臓の働きを活発化して,疲労回復にも効果があります。
その6 血栓を溶かし、血圧を下げます
  納豆の酵素は血栓を溶かすはたらきがあり、脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果があります。また、納豆には、血圧を下げる作用もあります。納豆に含まれているカリウムが余分なナトリウムを排出し、血圧を安定させます。
  このほかにも「がんを予防するはたらき」などたくさんいいところがあります。納豆はまさに健康食品と言えるのではないでしょうか。「ゆでた大豆」と「わらの中の納豆菌」から創り出した「納豆」は、日本人が見つけ出したすばらしい食品だと思います。
 次回は、「納豆菌」が胃酸で死なずに、なぜ腸まで届くことができるのでしょうか。その秘密にせまりたいと思います。