12月22日は「冬至」

   今年の冬至は12月22日です。昼の時間が一年で一番短い日です。冬至の日の食べ物と言えば、「かぼちゃ」です。江戸時代の中期ごろから、かぼちゃを食べて無病息災を祈ることが多かったようです。かぼちゃは「なんきん」とも呼ばれています。昔から冬至の日に「ん」のつくものを食べると幸運になれると言われています。
 また、こんな言い伝えもあります。「ん」が2つ付く食べ物を7種類食べると病気にならないと言われています。その1つが「なんきん」です。あと6つは何でしょう。考えてみてください。答えは最後に書きます。
 かぼちゃはカロテンをたくさん含み、皮膚や粘膜を丈夫にし、抵抗力をつけます。ビタミンEやビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンCも多いので、生活習慣病やガンの予防に効果があります。また、鉄などのミネラルや食物繊維も多く含みます。野菜の少ない冬に、栄養いっぱいのかぼちゃを食べて、寒い冬を元気に乗り越えようとした、昔の人の知恵だったのではないでしょいうか。
 さて、先ほどの答えですが、「にんじん」「れんこん」「きんかん」「ぎんなん」「かんてん」「うんどん(うどん)」の6つです。
                                                                                                                                                           参考資料「食育歳時記」