1月10日は「えびす祭り」

 えびす祭りの日がやってきました。えびす祭りは、徳島市通町にある事代主神(ことしろぬし)神社を中心に、毎年1月9日から11日の3日間行われます。徳島市の市民遺産になっています。
 1月10日の「本えびす」を中心に、9日は「宵えびす」、11日は「残りえびす」と3日間わたり、商売繁盛や家内安全などを願ってお参りをする人でにぎわいます。タイや千両箱などの縁起物がついた福ザサを買っている人もたくさんいます。おいしい食べ物の露店がたくさん出たり、植木市が開かれたりして、通町はにぎわいます。徳島新聞の朝刊に、「神社によると、残りえびすの11日までに20万人の人出を見込んでいる」という記事が載っていました。
 また、10日には、「野菜みこし」が練り歩いたり、特設テントで、すまし汁が振る舞われたりするそうです。私も10日にお参りに行き、えびす祭りを楽しんでこようと思います。
 実は事代主神社は、明治初期までは、現在の八万町夷山にあったそうです。ところが、参詣客で大にぎわいをし、田畑が踏み荒らされ農民は大変迷惑をし、貧乏えびすと呼んでいました。そこで、明治5年に今のところに移転したそうです。