カップめんがファーストフードのきっかけをつくる

 「ファストフード」とは,短時間で作れる、または短時間で食べられる手軽な食品・食事のことです。日本ではカップめんの登場により、これまで家で食べるのが普通だったインスタントめんを戸外でも食べることができるようになりました。
 カップめんが発売された1971年(昭和46年)は、アメリカからやってきたマクドナルドの1号店が銀座にオープンした年でもありました。カップめんとハンバーガーを歩きながら食べる若者たちの姿がテレビに映し出されました。
  このようにして、「カップめん」と「ハンバーガー」が、日本にファストフードが根付く先駆けになったと言われています。
 よく考えてみると、日本では江戸時代以降、屋台で「うどん」や「そば」などが売られていました。これは、まさに世界に先駆けて作った日本式のファストフード店ではないでしょうか。そのため、日本ではファストフードが抵抗なく広がっていったのかもしれません。
                                             参考資料「世界にはばたく日本力」