日本食の代表とも言われる「寿司」について調べてみました。
「魚を生で食べるのはめずらしい」
日本人は寿司のねたとして,魚を生で食べますが,世界的には,日本と韓国以外はほとんど生では食べません。ただ,生で食べるものとして,生のカキがあります。ヨーロッパやアメリカでは,秋から春にかけて,レモンをかけて食べます。鉄や亜鉛などミネラルやビタミンAが豊富で「海のミルク」と呼ばれています。
寿司のねたは,日本近海でとれた魚だけでなく,世界中から輸入された魚に頼っています。どんな魚がどんな所からやってくるか調べてみました。
「タコ」 モロッコ,モーリタニア,セネガル,スペインなどから
「イカ」 中国,台湾,タイ,アメリカ,ベトナムなどから
「赤貝」 中国,韓国,北朝鮮などから
「マグロ」 台湾,中国,韓国,インドネシアなどから
「サケ」 アメリカ,ロシア,カナダ,ノルウェーなどから
「イクラ」 アメリカ,カナダ,中国などから
「アジ」 オランダ,アイルランド,ノルウェーなどから
「ウニ」 ロシア,チリ,アメリカ,カナダ,中国,北朝鮮などから
「エビ」 インドネシア,ベトナム,インド,中国,タイ,フィリピンなどから
日本食の代表的な寿司ですが,ねたの魚は国際色豊かなことが分かりました。
参考資料「日本食の大研究」