ひな祭りの「お供え物」と「ご馳走」

 おひな様の「お供え物」とひな祭りの「ご馳走」について調べてみました。
 おひな様には「ひなあられ」をお供えします。ひなあられは,ご飯を干した保存食の干飯(ほしいい)を煎ってふくらませ,抹茶や食紅で色つけをします。残りご飯をざるに広げて干し,フライパンで煎ると簡単に作れます。関東では砂糖で味を付け,関西では,塩や醤油で味を付けます。 
  ひな祭りのご馳走として,「ちらし寿司」と「ハマグリの潮汁」が多くの地方で作られています。
 ちらし寿司は,海や山のいろいろな食材を彩りよく、すし飯に混ぜたのが始まりだと言われています。そのため,各地の産物が使われ,地域によっていろいろなちらし寿司が作られています。
 ハマグリの潮汁は,ハマグリの貝殻が対のもの以外とは決して合わないことから,ハマグリは仲の良い夫婦の象徴とされてきました。それで,女の子のお祝いのご馳走とされてきたのです。また,この頃の大潮の日には,たくさん貝が採れるそうです。
                                                                                                                                 参考資料「食育歳時記」