おいもは飢餓を救う その2(おいもシリーズ3)

 サツマイモは、やせた土地でも育ちます。また、手入れもあまり必要がなく、天候が不順でもある程度、収穫を得ることができます。
  江戸時代の飢饉のときでも、薩摩藩ではサツマイモのおかげで餓死者が少なかったことを知った江戸の蘭学者青木昆陽は、将軍吉宗にサツマイモの栽培をすすめました。そして関東地方にサツマイモの栽培が広まりました。
 やがて,サツマイモは飢饉から救ってくれる作物として、日本全国で作られるようになりました。第2次世界大戦中や、食糧不足の時代にもサツマイモは米の代用品として,人々を飢餓から救い、多くの命をつなぎました。
   次回は「おいもは飢餓を救う その3」をお送りします。ジャガイモもサツマイモに負けないぐらい人のために役立っていることをお伝えします。  
                                                                           参考資料「おイモのひみつ」