タンポポのちえ

 町のあちらこちらで、タンポポが黄色いかわいい花をつけ始めています。そこで、思い出したのが、小学校低学年の国語の教科書に載っている「タンポポのちえ」(光村図書)です。この話を読んで、タンポポってすごいなあと思いました。
 少し紹介します。
 黄色いきれいな花を咲かせて、2~3日たつと
「花はしぼんで、くろぽい色にかわります」「花のじくはじめんにたおれます」その理由は「たねにえいようをおくるからです」「そして、たねを太らせていきます」となっています。(下の写真をご覧ください。花が咲き終わると花のじくは倒れています。) 
 やがて,「花がかれて,わた毛ができます」「らっかさんのようになります」その理由は「たねをふわっととばすためです」と述べています。
 綿毛ができるような時期になると
「じくがおき上がります」「ぐんぐんのびていきます」その理由は「せいを高くするほうが、たねをとおくまでとばすことができるからです」と述べています。
 雨の日はわた毛のらっかさんはしぼみ、晴れた風のある日に
「わた毛のらっかさんはとおくまでとんでいきます」
 タンポポのちえ、すばらしいですね。