おいもは飢餓を救う その1 (おいもシリーズ2)

 日本人の主食はお米(ご飯)と言われていますが、昔は現在のように誰もが食べれるものではありませんでした。お米はおいしいばかりでなく、保存もきくので、税として大変価値があったのです。ただ、お米は、天候などの条件によって、その収穫量には大きな差がありました。大水や干ばつ、冷害などの天候不順や、稲の病気や虫の大発生による不作は、飢饉となって人々を苦しめました。
 江戸時代の飢饉として有名な「享保の飢饉」や「天明の飢饉」がありましたが、それぞれ百万人ほどの餓死者が出たと言われています。しかし、このとき薩摩藩は他の地域よりも被害が少なかったそうです。それは、サツマイモを栽培していたからだと言われています。

   どうして、サツマイモが人々の命を救ったのでしょうか。 次回の「おいも飢饉を救う その2」でお送りします。   
                                                                   参考資料「おイモのひみつ」