スイカはウリ科の植物で野菜に分類されます。しかし,甘みが強いので,食品としては果物として扱われています。
露地物のスイカは6月,7月の2か月の気象条件でその年の作柄が決まります。降水量が400mm以下で日照時間が300時間以上なら豊作といわれています。北海道から沖縄まで全国で作られているので,地域別にリレー式に出荷されます。
熊本県,千葉県,山形県,鳥取県,新潟県などでたくさん作られています。最近はハウス栽培が主流になってきました。
日本のスイカはほとんどが大玉スイカで,しま模様で果肉が赤く,甘くて種が小さく少ないものが主流です。その他には、小玉スイカや黒皮スイカ,黄皮スイカ,黄肉スイカなどいろいろなスイカがあります。ただ,昭和初初期ごろまでは,黒皮スイカがほとんどでした。
資料「食育歳時記」